タイの県
パタニー県


 パタニー県はマレーシアとの国境近くに位置する。最南部の東海岸にあり,タイ湾に接し、バンコクから1,100キロ離れ、面積は、1,942平方キロ。南部の中でプーケツトについで2番目に小さい県である。北と東は、タイ湾に接し、南は、ヤラー県、ナラティワート県に接し、西は、ソンクラー県に接している。


 面積の3分の1は、平坦な海岸である。サンカラキリ山脈がヤラー県、ナラティワート県まで連なり、豊かな森林を有す山々が広がる。パタニー県の人口は、642,169人で約81%がイスラム教徒で約18%が仏教を信仰し、その他の1%は諸宗教を信仰している。


 県民の主な職業は、農業や漁業などの第一次産業で、重要な作物は、米、ゴム、ココナッツ、ドリアンなどである。漁業では、沖合い漁業、沿岸漁業、エビ養殖(ブラックタイガー)、タイ養殖などがある。その他の産業には、県内の農、水産業関連産業で、海産物の缶詰、焼き魚の粉末製産、ゴム産業などがある。


 歴史、考古学研究者によると、かつてのパタニー県は西のインドの商人と東の国々の商人との間で商品の交換をする為、船が停泊する、港町であったとされている。陸地の集落と島が近距離にあり、良好で、便利な港であった。それは、半島が海に突き出し、大きな湾になっていたからである。


 パタニー県内には、古代の遺跡が数多くあり、古代の生活が窺われる。三つの時代にまたがる古代の都市の遺構が発見された。発見された古代の建造物の遺跡は、都市の城壁、外濠、城、池などだ。それは、西暦7世紀から16世紀の間、この辺りが、最も発展した地域であったことを示している。古代の人々は、初めヒンズー教、大乗仏教を信仰し、その後14世紀ごろより、イスラム教が伝わり、影響を及ぼした。約30箇所の遺跡は10キロ平方四方の地域にあり、歴史、考古学に興味を示す観光客が数多く訪れる。


 パタニー県の人々の多くは、イスラム教を信仰し、モスク(回教寺院)が数多く、その数は、628箇所に及ぶ。美しいモスクも多く、中でも、パタニー中央モスクは1954年建立され、タイで一番美しいモスクといわれている。


 パタニー県は、美しい地形を有し,美しい自然を有する観光地が多くある。タロカンポ海岸,チャラライ海岸の砂浜は、並木が長く続き、静かで、静養に向いている。またサイカウ滝、ランワリン滝もある。


バタニー中央モスク バタニー県の海岸


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