タイの県
パンガー県


 パンガー県は南部の西海岸に面した位置にあります。バンコクから788キロ離れており、面積は4,171平方キロです。北はラノーン県、南はプーケット県、東はスラータニー県とクラビー県に接し、西はアンダマン海に面しています。


 同県の地勢は大部分が山地で、複雑に入り組んだ山々が南北に連なっています。また、239.25キロに及ぶ海岸が同県を形作っています。県内には豊かな熱帯常緑降雨林やマングローブ林があり、そして105に及ぶ島々が点在しています。季節は2季のみで、1月から4月が暑季、5月から12月が雨季です。


 人口246,094人のパンガー県は、農業・漁業および鉱物資源に恵まれています。主な換金作物はパラゴム、油ヤシ、マンゴスチン、コーヒーです。エビや魚の養殖も盛んに行われています。鉱物資源では錫、石灰岩、花崗岩、苦灰石などの産地です。とりわけ錫はかつて大規模な鉱山があり、同県の大きな収入源となっていました。しかし現在では錫の産出量が減り、しかも錫の価格が世界的に下降しているため、パンガーの人々はゴムノキの栽培に転向するようになりました。また、最近パンガー県は石油の代用品としてバイオ燃料を生産するために、コーヒーや果物から油ヤシに転作することを奨励する計画を進めています。


 パンガー県には風光明媚で有名な観光地がたくさんあります。なかでもシミラン群島などアンダマン海に浮かぶ様々な群島の美しさは見事です。シミラン群島は9つの小さな島で構成されています。最も大きな島であるシミラン島は白砂の海岸が広がり、島の周囲にはサンゴ礁が見られるため、陸上・海中の双方で美しい景色を楽しむことができます。このあたりはダイビングスポットとして世界的に有名です。また、5つの島からなるスリン群島はタイとミャンマーの国境近くに位置し、こちらでも見事なサンゴ礁を見ることができます。


 パンガー県は2004年12月に発生した大津波で大きな損害を被りました。それ以降、政府と民間が協力して復興に力を入れ、観光施設を再建してきました。観光客に対して信頼を確立するために災害警報システムや安全システムを構築したことにより、観光客は徐々にパンガーへ戻って来ています。






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