タイの県
マハーサーラカーム県


 マハーサーラカーム県は東北地方の中央にあります。バンコクから約470キロ離れており、面積は5,229平方キロです。北はコーンケン県とカーラシン県、南はスリン県とブリーラム県、東はカーラシン県とローイエット県、西はコーンケン県とブリーラム県に接しています。


 同県の人口は935,691人です。主な産業は農業で、うるち米、もち米、サトウキビ、キャッサバが主要な換金作物です。このほか精米やタピオカ澱粉製造など農産物加工業も盛んな土地です。また、同県は岩塩などの天然資源が豊富にあります。
 花崗岩の地層の下に多く見られる岩塩の層はおよそ168.51フィートの厚さがあり、その重量はおよそ7億トン以上と推測されています。それゆえ製塩業が盛んに行われています。

 県内16の製塩工場で年間およそ24万トンの塩が製造されており、タイ国の主要な製塩地となっています。また、マハーサーラカーム県は教育の中心地でもあります。幼児教育施設、小中学校、高等専門学校、大学、特殊教育センターなどが県内各地に点在しています。


 同県には名所旧跡や自然に富んだ観光地がたくさんあります。旧跡としてよく知られているのはプラタート・ナードゥーンです。これは仏舎利が納められた塔で、1979年に発掘されました。また、仏塔の周辺では1000〜1200年前の栄華を彷彿させる数々の遺物が発掘されています。


 文化的に興味深い観光地にはイサーン建築博物館があります。イサーン地方の伝統的なスタイルの家屋が建ち並び、それぞれの屋内では日常生活で使用する道具類などを展示しています。そのほか昔の生活に欠かせなかった運搬具である水牛車が保存されており、イサーン地方の生活の移り変わりを見ることができます。


 また、自然豊かな観光地にはコーサムピー森林公園があります。この公園は同県の主要な河川チー川の流域に位置し、24万平方メートルの面積を有しています。さまざまな種類の樹木が生い茂り、カニクイザルの群れが生息しています。
 カニクイザルは希少動物の一つで絶滅に瀕しています。温厚な性格が特徴で、公園内には数百匹が生息しています。マハーサーラカーム県の人々は毎年4月にサルのためにタンブンの儀式を行い、そこで得た収入はサルたちの餌代として年間を通して使われています。






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