タイの県
パヤオ県




 パヤオ県は、タイ国北部の国境に接した位置にあり、およそ800年の歴史を持つ古い都市です。バンコクから735キロ離れており、面積は6,335平方キロです。北はチェンラーイ県、南はプレー県、東はナーン県とラオス、西はラムパーン県に接しています。かつて同県はチェンラーイ県の郡部の一つでしたが、1977年に県に昇格しました。


 同県は山に囲まれた地形で、標高300メートルから1,550メートルの間に位置しており、大部分を森林と高原が占めています。38パーセントの土地が熱帯常緑林や雑木林となっており、主な樹木はチーク、カリン、シタンです。山岳地帯のため、寒季はたいへん寒く、暑季にもあまり暑くなりません。


 パヤオ県の人口は487,310人ですが、そのなかには山岳民族などの少数民族も含まれています。県民の多くが農業に従事しており、主な換金作物は米、飼料用トウモロコシ、緑豆、ネギ、ニンニク、ショウガ、タバコ、レイシ、リュウガン、マンゴーです。また、パヤオ湖という大きな淡水湖があり、漁業も行われています。


 同県には名刹や景勝地が点在しています。名刹で有名なシーコームカム寺院には、およそ500年前に建立されたチェンセーン様式の仏像があります。幅14メートル、高さ16メートルのこの仏像は北部地方では最大の仏像と言われています。仏堂の内部には美しい壁画が描かれており、こちらも一見に値します。


 このほか、パヤオ湖も観光名所となっています。この湖は約20平方キロの大きさを有し、北部地方では最大の淡水湖です。周囲に連なる山々と共に見事な風景を作り出しています。特に湖に夕日が沈んでいく風景はたいへん感動的だと言われています。


 パヤオ県はラオスと国境を接しているため、ラオスとの商業が盛んに行われている場所です。毎月10日、20日、30日には国境の近くで市が開かれます。おもな商品は日用品や農作物、手工芸品です。


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