タイの県
サトゥーン県

 サトゥーン県はアンダマン海に面したタイ国最南端の県です。バンコクから973キロ離れた位置にあり、2479平方キロの面積を有する同県は63番目に成立した県です。北はソンクラー県、パッタルン県およびトラン県、南はマレーシアのプルリス州に接しており、西はアンダマン海に面しています。


 同県の地理的特徴は、平野と山地が入り組んでいることです。主要な山脈であるパンタット山脈とサンカーラーキーリー山脈がタイとマレーシアの国境の役割を果たしており、その距離はおよそ56キロあります。また、アンダマン海に面した海岸線は約145キロにおよび、88の島が同県に帰属しています。


 気候は南部に位置する他県と同様に、南国特有です。季節は暑季(乾季)と雨季の2つしかありません。
雨季は5月から12月まで続き、暑季は1月から4月のわずか4ヵ月です。
サトゥーン県の人口は約27.3万人です。人口の73.62%がイスラム教徒、26.25%が仏教徒、そして0.13%がキリスト教徒およびその他となっています。


 同県のGDPは国内で25番目となっており、主要な経済活動は農業と漁業です。代表的な換金作物はアブラヤシとゴムの木です。またマレーシアやインドネシアとの商取引も盛んに行なわれています。主に建設資材や食品を輸出し、冷凍マグロや生のアカガイなどを輸入しています。


 同県には自然に満ち溢れた景勝地がたくさんあります。さまざまな植物や野生動物、海洋生物に恵まれたタルタオ国立公園は1982年にアセアン自然遺産保護地に指定されました。この国立公園には海岸・洞窟・海食崖が点在し、自然の景色を楽しむ場所が豊富ですが、およそ65年前には囚人収容所として使われた土地であったという歴史もあります。


 また、チェットコット鍾乳洞も有名な景勝地です。洞窟は幅70〜80メートル、奥行き約600メートルの規模です。場所によっては、天井の高さが100〜200メートルとなっており、壮麗な鍾乳石が点在しています。洞窟内には地底川も流れており、舟に乗って鍾乳洞を楽しむこともできます。

戻る

HOME