タイの県
サケーオ県


 サケーオ県は、カンボジアとの国境に接する東部の県です。バンコクから約256キロ離れた位置にあり、面積はおよそ7,195平方キロです。北はナコーンラーチャシーマー県とブリーラム県、南はチャンタブリー県、西はプラーチーンブリー県とチャチューンサオ県に接しています。また、東はカンボジア国と接しています。


 同県はおよそ4,000年の歴史を有しているといわれています。古代には文明の中心として栄え、その栄華は古代文字を彫り込んだ史跡などからうかがうことができます。また、現存する陶磁器用の窯や外濠の遺跡からも当時の繁栄ぶりを知ることができます。


 サケーオという名称は二つの池の名前に由来しています。トンブリー王朝時代にタイの軍隊がこの池の周辺に駐留し、池の水を利用しました。また、軍隊への忠誠を誓う際にも、これらの池の水を使いました。以前サケーオはプラーチーンブリー県内の郡部でしたが、1993年12月に他の5郡と共にプラーチーンブリー県から分かれて、タイ国74番目の県であるサケーオ県となりました。(現在タイには76の県があります。)


 現在サケーオ県は、カンボジアとの交易地となっています。物流の拠点として機能し、インドシナ諸国へ運ばれるさまざまな商品の卸売市場などがあります。カンボジアとの国境線は165キロにも及び、常設の国境検問所が1ヶ所と臨時の国境検問所が3ヶ所あります。また、観光客の間でよく知られている国境の観光スポットに“ローングクルア”と呼ばれる、タイ国最大の古物市場があります。ここには海外からのおもしろい品物が安価で並んでいます。


 同県は観光名所に恵まれ、訪れる人々を魅了しています。歴史的名所にはサドックコークトム遺跡があります。ヒンズー様式のこの遺跡はおよそ千年前に砂岩を用いて建立されました。また、風蝕作用によって崖のような形状を呈した“ラル”と呼ばれる景勝地があります。サケーオ県を訪れた際には陸路でカンボジアへ入国することも可能です。アンコールワット遺跡で有名なシェムリアップの町まで車で行くことができます


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