タイの県
ナコーンパノム県







 ナコーンパノム県はラオスと国境を接する東北部の県です。バンコクから約735キロ離れた位置にあり、面積は5,513平方キロです。北はノーンカーイ県、南はムックダーハーン県、西はサコンナコーン県と接しています。また、東はメコン川を挟んでラオスに面しており、その長さはおよそ153キロに及びます。


 同県には1,300年の歴史があります。多様な民族が住んでおり、さまざまな文化を見ることができます。おおよそ70万の人口の約95%が農業に従事しており、主な農産物は米、タバコ、麻、キャッサバ、パイナップルです。また、パイナップルやトマトの加工も行われています。


 ナコーンパノム県の人口は、おもにタイ族、ラオ族、プータイ族、ヨー族、カレン族、カレウン族、セーク族の7つの民族から構成されています。このほかにも中国系タイ人やベトナム人もいますが、それぞれの民族は調和して暮らしています。彼らは自分たちの芸術文化や風俗習慣を大切にしており、今なお独自性を保っています。


 同県はタイ国の仏教にとって重要な場所の一つです。およそ1,300年前に建立されたと推定されるプラタートパノム寺院には、仏舎利が納められている仏塔があります。荘厳で美しいたたずまいのこの仏塔は、老朽化のため1975年に数日間続いた暴風により倒壊してしまいました。人びとは政府と協力して募金を集め、1979年に新しい仏塔を建立しました。仏塔の頂上には重さ110キロに及ぶ純金の装飾が施されています。


 また、同県の名所にはベトナムの元大統領ホーチミンの家があります。ホーチミンは平屋建てのこの家に7年間暮らしましたが、その間ここはベトナムがフランスの植民地から自由独立を回復するための活動拠点となりました。歴史的に重要な場所であり、タイとベトナムの友情を反映した場所でもあります。



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