タイの県






 ウタイターニー県はタイ国中北部にあります。
 バンコクから約219キロ離れた位置にあり、面積はおよそ6,730平方キロです。北はナコーンサワン県、南はスパンブリー県、東はナコーンサワン県とチャイナート県、西はターク県とカーンチャナブリー県に接しています。


 面積の大部分を森林や山岳が占めており、標高は200メートルから1,650メートルの間です。同県の主な収入源は農業で、主要農産物は米、サトウキビ、キャッサバ、飼料用トウモロコシです。


 同県は豊かな森林に恵まれています。
 なかでも様々な種類の動植物が生息する森林"ファイ・カー・ケン"は2,783平方キロの面積を有し、絶滅に瀕した稀少な野生動物が見られます。


 ここには130種類に及ぶ哺乳類、360種類以上の野鳥類や81種類以上の爬虫類が生息していると言われています。稀少動物には、野生種の水牛、タテガミカモシカ、キョン(シカの一種)、バク、野象、インド野牛、アジア一角サイやトラなどが見られます。


 この野生動物の宝庫とも言える森林は、国内外の研究者からの支持を受け、1972年に政府の管理下に置かれ野生動物の保護区となり、捕獲が禁じられました。また、1991年12月には"ファイ・カー・ケン野生生物保護区"としてユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録されました。


 ウタイターニー県には、サケークラン川の川岸に建てられた浮き家という独特の建物があります。ここでは、昔から河川と密接な関わりを持ちながら暮らしてきた人々の生活様式を見ることができます。

 この川は長い間、生命を育み、また市場や人びとが集う場所としての役割を果たして来ました。
 現在も、この生活様式は同県の魅力のひとつです。浮き家に住む人々は川の恩恵を授かり、野菜の栽培や魚の養殖で生計を立てています。また、それら産物は同県の名産品となっています。

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