タイの県





タマリンド








 
 ペッチャブーン県はタイ国中北部にあります。バンコクから約346キロ離れた位置にあり、面積はおよそ12,668平方キロです。北はロェーイ県、南はロッブリー県、東はチャイヤプーム県とコーンケン県、西はピチット県、ピッサヌローク県及びナコーンサワン県に接しています。


 同県の起源はかなり古いと言われています。町が形成された時代を示す明確な証拠はありませんが、千年以上も前の都市やヒンズー様式の塔の遺跡、土地神の像などの出土品が発見されており、その起源はスコータイ時代とアユタヤー時代の二つの時代に遡ると推測されています。


 ペッチャブーン県は山に囲まれた土地です。北部には馬の蹄鉄の形をしたペッチャブーン山があり、その尾根が同県の東西に延びています。県内の土地の40%が山岳地帯です。そのため気候は暑季にはかなり暑く、寒季には寒くなります。また、高地は年間を通して涼しい気候です。


 第二次世界大戦の折、同県は臨時首都になるところでした。バンコクが攻撃され人々が地方への避難を余儀なくされたため、当時の首相は首都をバンコクからペッチャブーン県へ移転するべきだと考えました。同県は山に囲まれ進入路が一ヶ所しかないため、敵にとっては侵略が難しい土地となっていたからです。しかし最終的に国会が賛成しませんでした。


 同県では県民の85%が農業従事者です。主要農産物は飼料用トウモロコシ、緑豆、米、タマリンドです。特にタマリンドは果肉の甘味が豊富な品種(マカーム・ワーン)を栽培しています。その美味しさはたいへん有名で、ペチャブーン・ブランドとして定着しています。


 ペチャブーン県の景勝地には、"タートモーク滝"があります。落差750mの間に12段の滝を形成するこの滝はタイ国内最大の滝と言われています。また、海抜1,290mの"コー山"はその周囲の山々とともに壮大な風景を造りあげており、ここでは年間を通して涼しい気候を満喫することができます。



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