タイの県





古代都市公園内の風景



ワニ園の風景




 サムットプラーカーン県はタイ湾の北側、チャオプラヤー河の河口に位置しています。それゆえ"河口の町"とよく呼ばれています。バンコクからわずか29キロ離れた位置にあり、面積はおよそ1,004平方キロです。北と西はバンコク、東はチャチューンサオ県に接し、南はタイ湾に面しています。県内のほとんどが平地で山はありません。河川や運河が多い土地です。
 同県の起源はアユタヤ時代に遡ります。昔はタイとの貿易のために来航する貨物船の寄港地だったのです。


 現在、ラッタナーコシン王朝時代になると、海に面し、しかもバンコクに近いという理由で要塞が築かれ、敵の侵入に備えました。最近の30年間では、サムットプラーカーン県は工場の建設等めざましい産業発展を遂げてきました。
 都市の成長に伴い、バンコクや他県から人々が流入し、現在の人口は約100万人に達しています。工場の数は5,529にのぼり、主な産業は金属加工、繊維、プラスチック製造や皮革加工などです。また、交通運輸システムの発展も顕著です。特にドンムアン空港に替わる新空港"スワンナプーム国際空港"が現在建設されており、年内に開港の予定です。


 サムットプラーカーン県には興味深い観光地がたくさんあります。国際的にも有名なのは"ワニ園"です。面積64万平方メートルの敷地内では21種類約4万匹のワニが飼育されており、世界最大のワニ園と言われています。園内では飼育係によるワニとの格闘ショーが人気を呼んで
います。
 また、園内に併設された動物園ではライオン、ラクダ、象、猿、シロテナガザルやダチョウなど多種の野生動物を見ることができます。
 そして"ムアン・ボーラーン"(古代都市公園)も有名です。ここは1963年に美術愛好家である地元の実業家夫妻により建設されました。タイ国内のさまざまな時代の遺跡や聖地など約80ヶ所のミニチュアを造り、長い歴史の中で培われた芸術や文化の栄華を紹介しています。


 このムアン・ボーラーンの建設にあたり、創設者は利益のためだけでなく、タイを担う次世代の人びとに自国の素晴らしさを見て欲しいとの気持ちで建設したのです。今も子供たちや観光客で賑わっています。



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